ランサムウェア「WannaCrypt」が拡散、国内で感染も - 週明けのメールチェック時に注意を
ランサムウェア「WannaCrypt」の大規模な攻撃がワールドワイドで確認された。脆弱性を悪用してネットワーク内に感染を広げる特徴を持ち、国内においても被害が発生している。

「WannaCrypt」の脅迫画面(画像:トレンドマイクロ)
問題のマルウェアは、Windows端末内のファイルを利用者の意図に反して暗号化。復旧することを交換条件に約300ドルをBitcoinによって支払うよう要求するランサムウェア。
「WannaCrypt」のほか、「WannaCryptor」「WanaCrypt0r」「Wanna Decryptor」「WannaCry」「WCry」といった名称で呼ばれることもあり、セキュリティ機関やセキュリティベンダーでは注意を呼びかけている。
日本語など27カ国語に対応しており、世界規模で攻撃を展開。米国、イギリス、フランス、スペイン、ロシア、台湾、日本など、少なくとも74カ国において、すでに数万件規模の感染が報告されているという。
(Security NEXT - 2017/05/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み