Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサムウェア「WannaCrypt」が拡散、国内で感染も - 週明けのメールチェック時に注意を

ランサムウェア「WannaCrypt」の大規模な攻撃がワールドワイドで確認された。脆弱性を悪用してネットワーク内に感染を広げる特徴を持ち、国内においても被害が発生している。

20170515_wc_001.jpg
「WannaCrypt」の脅迫画面(画像:トレンドマイクロ)

問題のマルウェアは、Windows端末内のファイルを利用者の意図に反して暗号化。復旧することを交換条件に約300ドルをBitcoinによって支払うよう要求するランサムウェア。

「WannaCrypt」のほか、「WannaCryptor」「WanaCrypt0r」「Wanna Decryptor」「WannaCry」「WCry」といった名称で呼ばれることもあり、セキュリティ機関やセキュリティベンダーでは注意を呼びかけている。

日本語など27カ国語に対応しており、世界規模で攻撃を展開。米国、イギリス、フランス、スペイン、ロシア、台湾、日本など、少なくとも74カ国において、すでに数万件規模の感染が報告されているという。

(Security NEXT - 2017/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

3月のMS月例パッチ、産業制御システムへの影響に注意を
「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も
Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応