Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - 修正アップデートがリリース

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性へ対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。7件の脆弱性へ対処しており、一部環境を除いて72時間以内を目安にアップデートするよう求めている。

20170510_as_001.jpg
7件の脆弱性が明らかになったAdobe Flash Player(画像:Adobe Systems)

今回のアップデートでは、「メモリ破壊」や「解放後メモリへのアクセス」など、あわせて7件の脆弱性を修正したもの。

脆弱性が悪用されると、システムの制御を奪われるおそれがあり、同社は脆弱性の重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングしている。

同社は脆弱性へ対処した最新版となる「同25.0.0.171」を用意。「Linux」を除き、ブラウザ同梱版を含めて適用優先度を3段階中もっとも高い「1」とし、72時間以内の更新を推奨している。「Linux」に関してはもっとも低い「3」とし、任意のタイミングによる更新を求めている。

今回同社が修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-3068
CVE-2017-3069
CVE-2017-3070
CVE-2017-3071
CVE-2017-3072
CVE-2017-3073
CVE-2017-3074

(Security NEXT - 2017/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消