LINE、捜査機関に対する情報開示状況を公開
LINEは、2016年下半期の「LINE Transparency Report」を公開し、捜査機関から受領した情報開示請求などの状況について明らかにした。
同社が提供するLINEメッセンジャーアプリにおいて、各国捜査機関から受けた開示要請について、対応状況を明らかにしたもの。
同社では、特定政府の盗聴や検閲など一方的な情報搾取に協力することは一切なく、利用者のプライバシーへ配慮しているとする一方、例外として刑事事件における犯罪捜査への協力があり、法令や社内規定に従って利用者情報の開示へ応じているとし、対応件数などを公表した。
同期間中、同社に対して1719件の要請があり、58%の要請に対応。1268回線について情報を開示した。受領した要請のうち87%が国内捜査機関によるものだったという。

開示請求の状況。削除請求はなかった(表:LINE)
(Security NEXT - 2017/04/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサムウェアへの対処を学ぶカードゲーム - JC3が無償公開
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
ランサム攻撃グループ「8Base」関係者が逮捕 - 400社以上が標的
約482億円相当の暗号資産窃取、北朝鮮グループの犯行 - 日米当局
国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
Ivanti製品の侵害、以前のツールでは検証回避のおそれ
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
「CODE BLUE」カンファレンスが開幕、1100人以上が参加 - 法律やブロックチェーンの講演にも注目