Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ISOG-JとOWASP Japan、ウェブアプリ脆弱性診断でガイドライン

日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)とOWASP Japanは、脆弱性診断を行うサービス事業者間で技術力に差異が見られることから、一定レベルの診断が実施できるようガイドラインを策定、公開した。

手動によるウェブサイトの脆弱性診断において、一定の技術水準が確保できるよう、「Webアプリケーション脆弱性診断ガイドライン」を共同ワーキンググループで策定したもの。同ガイドラインでは、最低限必要と考えられる診断項目や手順について定義している。

同グループでは、ウェブアプリの脆弱性診断について、自動診断ツールだけでは不十分であり、手動診断を併用することが望ましいと指摘。一方で、ウェブアプリの脆弱性診断に統一した基準が用意されておらず、利用者にとって差異がわかりにくいことから、一定レベルの診断が実施できるようガイドラインを用意したという。

(Security NEXT - 2017/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
総務省、ゼロデイ攻撃被害のIIJに行政指導 - 業界水準向上も求める
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍