Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「No More Ransom」へJPCERT/CCなど30組織があらたに参加 - 76組織へ拡大

ランサムウェア対策を進める官民連携プロジェクト「No More Ransom」の輪が広がりを見せている。30組織があらたに参加したほか、あらたな復号ツールも追加されている。

「No More Ransom」は、欧州刑事警察機構(ユーロポール)、オランダ警察、Intel Security、Kaspersky Labなどが中心となり、展開している官民連携プロジェクト。端末内のデータを暗号化し、金銭を要求するランサムウェアに対抗し、復号ツールの提供や啓発活動などを展開している。

今回あらたに、アソシエイトパートナー7組織をはじめ、JPCERTコーディネーションセンターを含む30組織があらたに協力を表明。参加組織は76組織となった。あらたな復号ツール15件が追加されたほか、日本語をはじめ、対応言語の拡大を図っている。

(Security NEXT - 2017/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査