Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OSSアーカイバライブラリで作製した自己解凍ファイルに脆弱性 - 修正版で再作成を

オープンソースで提供されているアーカイバライブラリ「7-ZIP32.DLL」で作製された自己解凍ファイルに、脆弱性が存在することがわかった。

「同9.22.00.01」および以前のバージョンにおいて、脆弱な自己解凍ファイルを作成してしまう脆弱性「CVE-2017-2107」が判明したもの。

作製された自己解凍ファイルでは検索パスの指定に問題があり、解凍する際に任意のライブラリファイルを読み込み、コードを実行される可能性がある。

同脆弱性は、橘総合研究所の英利雅美氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整。

開発者は脆弱性を修正した「同9.22.00.02」をリリース。セキュリティ機関とともに、以前のバージョンでファイルを作成している場合は、作製し直すようアナウンスを行っている。

(Security NEXT - 2017/02/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース