脆弱性学習ツール「AppGoat」が再度アップデート - 一部修正が不十分で
情報処理推進機構が提供する脆弱性学習ツール「AppGoat」に複数の脆弱性が見つかり、2月9日にアップデートが公開されたが、一部修正が不十分だったとして、同機構では再度アップデートを実施した。
同ソフトは、ウェブアプリの脆弱性を発見する方法や対策について、実習を通じて学ぶことができるソフトウェア。4件の脆弱性を解消したとして2月9日にアップデート「同3.0.1」がリリースされている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、前回のアップデートで修正した「DNSリバインディング」の脆弱性「CVE-2017-2100」への対応が不十分だったことが判明。細工されたウェブページへアクセスすると任意のコードを実行される可能性があるという。
同機構では、同脆弱性を修正した「同3.0.2」をあらたに用意。旧版の利用者に対して利用を中止し、最新版を利用するようアナウンスしている。
(Security NEXT - 2017/02/17 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応