Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

政府、重要インフラの分野横断的な演習を実施 - 約2000人が参加

政府は、都内で政府機関や重要インフラの関係者を対象に、障害対策の分野横断的な演習を開催した。約2000人が参加したという。

同演習は、IT障害の発生を想定し、情報共有や連携体制などを確認するため、2006年より毎年実施しているもの。今回で11回目を迎えた。

情報通信、金融、航空、鉄道、エネルギー、行政サービス、医療、水道、科学など13分野の重要インフラ事業者の関係者をはじめ、内閣サイバーセキュリティセンター、各重要インフラの関連省庁など、見学を含め総勢2080名が参加。最新のシナリオをもとに演習を行った。

演習は2部構成で実施。比較的影響が小さい障害を想定した演習では、判断や意志決定、情報共有などの体制について確認。また事業継続へ影響を与えるよう障害についても演習を行い、情報共有体制などの手順などを検証した。

(Security NEXT - 2016/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ivanti製品狙う「RESURGE」、米当局が検知や復旧方法を公開
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
IoT製品のセキュ評価制度「JC-STAR」 - 4レベルで認証、取消もあり
複数国連携で「LockBit」の開発者など逮捕 - 防弾ホスティング関係者も
ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
イラン政府が支援する攻撃グループ、ランサム攻撃者ともつながり
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
MS、クラウドの脆弱性にCVE番号を発行 - 透明性確保を目指す
国内狙う攻撃キャンペーン「Blotless」 - 再侵入防ぐ対策を
実践的サイバー防御演習「CYDER」の開催日程が発表 - 受付も開始