Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

TCP 4786番ポートに対する探索行為が一時増加 - Cisco機器の脆弱性狙いか

Cisco Systemsのネットワーク機器に存在する脆弱性を探索し、攻撃の準備を行っていると見られるアクセスが観測されたとして、警察庁が注意喚起を行った。

20161201_np_001.jpg
TCP4786番ポートに対するアクセス状況(グラフ:警察庁)

同庁によれば、10月21日夜より同月24日にかけてTCP4786番ポートに対する一時的なアクセスの増加を観測したもの。

同ポートは、Cisco Systems製のスイッチやルータなどのOSを自動でアップグレードする「Smart Install機能」で使用されており、同社では9月28日に同機能に関する脆弱性「CVE-2016-6385」を公表、アップデートをリリースしている。

同脆弱性は認証なしにリモートより攻撃が可能で、悪用されるとメモリリークが発生し、サービス不能に陥る可能性がある。

同ポートに対するアクセスについては、SANSのInternet Storm Centerがエラーログを公表しており、ログの日時が同庁の観測時間と重なるため、国内外に対して同時間帯に広く探索活動が行われていた可能性もある。

同庁では、攻撃者が脆弱性を含む機器を探索して攻撃の準備を行っている可能性もあるとして、対象の機器を利用している場合は、アップデートを実施し、脆弱性を解消するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/12/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

テレワーク実施、2021年は2020年に比べて微減 - MMD研究所調べ
中小企業の個人情報安全管理コスト、年10万未満が6割強
2020年度のPマーク事業者による個人情報関連事故は2644件
コロナ禍で進む大学のデジタル化 - 4割強でトラブルを経験
2021年上半期のサイバー犯罪検挙は5345件 - 高水準で推移
2021年上半期の不正送金は376件 - 半数以上がOTP利用も被害
IPA、2021年前半の被害届出127件を公開 - ランサムや認証突破など
個人情報の漏洩や紛失などの報告、2020年度は4141件 - 個情委
巧妙化するランサム攻撃、被害の多くが「VPN機器」脆弱性に起因
小規模サイト、約1割「一切脆弱性対策せず」 - 対策不備で2割が被害経験