「ntp」脆弱性の実証コードが公開、単一パケットでサービス停止
複数の脆弱性に対処した「ntp 4.2.8p9」がリリースされたが、同バージョンで修正された脆弱性の実証コード(PoC)が公開されている。リモートより単一のパケットを受信しただけでクラッシュするおそれがあるという。
実証コードが公開されたのは、Nullポインタ参照の脆弱性によりサービス拒否が生じる「CVE-2016-7434」。パッチのリリースを受け、脆弱性を発見、報告した研究者のMagnus Stubman氏が公開した。
脆弱性の重要度は「低(Low)」とされているが、mrulistのクエリ要求を受け入れるよう設定している場合、外部からの細工された単一のUDPパケットにより、クラッシュするおそれがあるという。
同脆弱性は「ntp 4.2.8p9」で修正されているほか、mrulistクエリの要求を制限することで脆弱性の影響を緩和することが可能であるとしている。
(Security NEXT - 2016/11/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起