「Zend Framework 1」にSQLiの脆弱性 - 修正パッチが公開
ウェブアプリケーションフレームワークの「Zend Framework 1」に、「SQLインジェクション」の脆弱性が含まれていることがわかった。
同フレームワークの「Zend_Db_Select」オブジェクトにおいて、「ORDER BY」「GROUP BY」の引数を含むSQL文の処理に「SQLインジェクション」が可能となる脆弱性「CVE-2016-4861」が存在することが判明したもの。ただし、「同2」「同3」は影響を受けないとしている。
同脆弱性は、HASHコンサルティングの徳丸浩氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
開発チームでは、脆弱性へ対応したパッチ「同1.12.20」を公開。今回の修正は、2015年に実施した「CVE-2014-4914」への対策をさらに改善したものだという。
(Security NEXT - 2016/09/15 )
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