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アイ・オー、データの消し忘れ対策備えたUSBメモリ

アイ・オー・データ機器は、指定時間経過後にデータが消去されるUSBメモリ2製品を9月上旬より販売開始する。

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ハードウェアによる暗号化機能も備えた「ED-HB16G-TE」

同製品は、指定期間経過後にデータが消去されるUSBメモリ。Windows向けソフト「EasyDiskTimer」を用いて、OS標準のエクスプローラーからアクセスできない領域にデータを保存。その際にあらかじめ期間を指定できる。通常版と機能を追加したPro版を用意した。

保管期間は最短24時間から最長1年まで9段階で設定でき、同ソフトを利用した際に情報通信研究機構(NICT)のNTPサーバで時間を確認。期間経過後に自動的にデータを消去する。また同ソフトは閲覧に特化しており、データ編集やPCへのコピー、印刷などは行うことができない。

さらにPro版では、「EasyDiskTimerPro」がインストールされており、ログ収集機能のほか、本体にパスワード認証用のボタンを搭載。ハードウェアによりAES256bitで暗号化される。

通常版では、PDFファイルのみ対応となるが、Pro版ではPDFファイルにくわえ、JPEGファイルに対応。Officeファイルや他フォーマットの画像ファイルにも対応するが、保存時にPDFファイルやJPEGファイルへ変換されるため注意が必要。

Pro版の「ED-HB16G-TE」は、容量が16Gバイトで価格は4万9356円。通常版となる「EU3-ST-TE」シリーズは、4Gバイトの「EU3-ST/4G-TE」が1万2096円。容量の大きい8Gバイト、16Gバイトモデルも用意している。

(Security NEXT - 2016/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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