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脆弱性「QuadRooter」が判明、Android端末約9億台以上に影響か - 検証アプリも公開

「Google Nexus 5X」「Sony Xperia Z Ultra」「HTC One」「Samsung Galaxy S7」「BlackBerry Priv」など多くのスマートフォンやタブレット端末が同チップセットを採用しているとし、約9億台以上が脆弱性の影響を受けると同社は指摘。

問題のドライバは、生産時にプリインストールされており、修正にあたっては、キャリアなどを通じてQualcommにより修正されたドライバをインストールする必要があるという。

同社は、端末に脆弱性が含まれるか検証できるアプリ「QuadRooter Scanner」をGoogle Playにて公開。脆弱性を攻撃するためには、攻撃者が悪意あるアプリを端末利用者によってインストールさせる必要があることから、アプリをインストールする際は、信頼できないアプリストアを避けてGoogle Playからダウンロードし、要求される権限などへも注意を払うなど、慎重な対応を求めている。

(Security NEXT - 2016/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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