脆弱性「QuadRooter」が判明、Android端末約9億台以上に影響か - 検証アプリも公開
「Google Nexus 5X」「Sony Xperia Z Ultra」「HTC One」「Samsung Galaxy S7」「BlackBerry Priv」など多くのスマートフォンやタブレット端末が同チップセットを採用しているとし、約9億台以上が脆弱性の影響を受けると同社は指摘。
問題のドライバは、生産時にプリインストールされており、修正にあたっては、キャリアなどを通じてQualcommにより修正されたドライバをインストールする必要があるという。
同社は、端末に脆弱性が含まれるか検証できるアプリ「QuadRooter Scanner」をGoogle Playにて公開。脆弱性を攻撃するためには、攻撃者が悪意あるアプリを端末利用者によってインストールさせる必要があることから、アプリをインストールする際は、信頼できないアプリストアを避けてGoogle Playからダウンロードし、要求される権限などへも注意を払うなど、慎重な対応を求めている。
(Security NEXT - 2016/08/08 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正