Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

AndroidのTLS通信にHTTPヘッダ取得される脆弱性

一部バージョンのAndroidにおけるTLS通信で、中間者攻撃により平文のHTTPヘッダを取得される脆弱性が含まれているとして、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

影響を受けるのは、「Android OS 4.1.2」および以前のバージョン。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Androidにおいて「TLSプロトコル」の実装に脆弱性「CVE-2012-4929」が存在し、マンインザミドルにより平文のHTTPヘッダを取得される「CRIME攻撃」を受けるおそれがあるという。

NTTドコモ、au、ソフトバンクのいずれも脆弱性が存在する製品があるため、セキュリティ機関では、開発者や販売元の情報を参照し、アップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定