Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android向け「WAONサービスアプリ」に盗聴のおそれ

イオンが、Android向けに提供している「WAONサービスアプリ」に、中間者攻撃を受けるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。修正版がリリースされている。

20160715_gp_002.jpg
Google Playで提供されている「WAONサービスアプリ」

「同1.4.1」および以前のバージョンに、SSLサーバ証明書を正しく検証しない脆弱性「CVE-2016-4832」が含まれていることが判明したもの。

マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)を受けた場合、通信内容を盗聴されるおそれがある。

同脆弱性は、リスクファインダーの谷口岳氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整。同社では、脆弱性を解消した「同1.4.2」をGoogle Playでリリースしている。

(Security NEXT - 2016/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開