Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェア感染PCが外部と不正通信、情報流出は調査中 - 柏市

千葉県柏市は、複数の事務用端末がマルウェアに感染し、外部と不正な通信を行っていたことを明らかにした。情報流出の状況について調査を進めている。

不正通信が確認されたのは、環境サービス課および宅地課で使用している業務用のパソコン3台。メールの添付ファイルを開封したことでマルウェアに感染したもので、6月30日22時ごろに判明した。

6月29日8時過ぎから30日17時半ごろにかけて437回にわたり不正通信が行われ、外部へ送信されたデータ量はあわせて420Kバイトだった。これら端末には、142人や17法人に関する個人情報や機密情報が含まれていたが、マイナンバーや戸籍などを扱うネットワークには接続されていないとしている。

同市では、情報流出の発生など詳細について調査を進めているが、不正通信の期間やデータ量からパソコン内のファイルが流出した可能性は低いと説明。関係者に対しては書面で事情を説明、謝罪するとしている。

(Security NEXT - 2016/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害で取引先関連情報が流出した可能性 - シークス
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
食肉通販サイトが不正アクセス被害 - 顧客情報を外部送信
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)
JAXAに不正アクセス - 攻撃起点はVPN、未知マルウェアも
髙野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
サイバー攻撃で情報流出の可能性、サーバは復旧済み - フジ日本精糖子会社
デザイン建材通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WordPressプラグインの同時多発改ざん、PWリスト攻撃に起因
北海道産地直送センターに不正アクセス - クレカ不正利用の可能性