Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

無料Wi-Fiスポット検索アプリに複数の脆弱性

無料Wi-Fiスポットを検索できるスマートフォンアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」 に複数の脆弱性が含まれていたことがわかった。修正版が提供されている。

同製品は、訪日した外国人向けにNTTブロードバンドプラットフォームが提供しているスマートフォンアプリ。iOS版およびAndroid版がリリースされている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)により、任意のAPIが実行可能な脆弱性「CVE-2016-4811」が存在するという。さらにURLスキームを使って起動することで、任意のページを表示させる「CVE-2015-5629」に関しても、2015年5月の修正が不十分だったことが判明した。

NTTブロードバンドプラットフォームでは、4月にリリースしたAndroid版の「同1.16.0」で脆弱性を修正。iOSに関しても、4月26日のコンテンツを反映することで脆弱性を解消できるという。

今回の脆弱性は、スプラウトの末房建太氏、塩見友規氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2016/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応