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複数の脆弱性を修正した「Firefox 46」がリリース

Mozillaは、重要度「最高」の脆弱性を解消したブラウザの最新版「Firefox 46」を公開した。また延長サポート版「FireFox ESR 45.1」「FireFox ESR 38.8」をリリースしている。

4段階中もっとも重要度が高い「最高」とされるアドバイザリ「MFSA 2016-39」では、「CVE-2016-2807」をはじめ、メモリ破壊に関する4件の脆弱性に対応。

次に重要度が高い「高」のアドバイザリは4件。解放後のメモリへアクセスする脆弱性「CVE-2016-2811」やバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-2812」を修正した「MFSA 2016-42」のほか、「MFSA 2016-43」「MFSA 2016-44」「MFSA 2016-47」でそれぞれ1件ずつ脆弱性を修正した。「MFSA 2016-43」に関してはデスクトップ版は影響を受けない。

また重要度「中」である「MFSA 2016-40」「MFSA 2016-41」「MFSA 2016-45」「MFSA 2016-46」「MFSA 2016-48」で各1件ずつ脆弱性を解消した。「MFSA 2016-41」で修正した「CVE-2016-2810」に関しては、Android版のみ影響を受ける脆弱性だという。

(Security NEXT - 2016/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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