Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「HP Data Protector」に複数の脆弱性 - アップデートがリリース

Hewlett Packard Enterpriseのバックアップソリューション「HP Data Protector」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

データを保護する「Encrypted Control Communications」機能を有効化している場合にも、認証なくアクセスできる脆弱性「CVE-2016-2004」が存在。脆弱性を悪用された場合、サーバで認証なくリモートよりコードを実行されるおそれがある。

HPEでは、「同9」「同8」「同7」に対してアップデートとなる「同9.06」「同8.15」「同7.03_108」をリリース。「CVE-2016-2004」のほか、「CVE-2015-2808」「CVE-2016-2005」「CVE-2016-2006」「CVE-2016-2007」「CVE-2016-2008」のあわせて6件の脆弱性を解消した。同社やセキュリティ機関では、利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を