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SECCON決勝に決着、DEF CON出場権は誰の手に?

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SECCON 2015 決勝大会の様子

1月30日、31日の2日間にわたり、国内最大となるセキュリティ技術の競技会「SECCON 2015 決勝大会」が都内で開催され、国内外から集結したハッカーが自慢の腕を振るった。

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大会委員長の竹迫氏(画面左)、遠藤五輪担当相

同イベントは、情報システムに関連するセキュリティ技術や知識などを競う国内最大級のCTF(Capture The Flag)競技大会。2012年より開催しており今回で4回目を迎えた。

今回は、初日に国内学生を対象とする「intercollege決勝大会」を開催。2日目に「international決勝大会」として地方予選や、65カ国から約3000人が参加したインターネット予選を勝ち抜いた腕利きハッカーが、「King of the Hill」形式の競技で腕を競った。

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韓国から出場したチーム「Cykorkinesis(画像上段)」、台湾出身の「217(同中段)」、国内から出場したTomoriNao氏(TomoriNao)(同下段左)」とaskn氏(katagaitai)(同下段右)

セキュリティに長けた技術者の人材不足が指摘されており、政府も同大会に期待を寄せている。遠藤利明東京オリンピック・パラリンピック担当大臣が決勝大会の会場に駆けつけ、「物理的なテロへの懸念が高まっているが、2020年までにより対策が必要なのはサイバーセキュリティ。みなさんの活躍に期待している」と述べ、参加選手にエールを送った。

「international決勝大会」の熾烈な勝負に勝ち抜き、栄光のトップに輝いたのは、韓国から出場したチーム「Cykorkinesis」。2位以下に大きな差を付けて力を見せつけた。今回の大会では、優勝者に米国で開催される次回「DEF CON」への出場権が与えられるが、同チームは台湾で開催された「2015 HITCON」でも優勝しており、すでに「DEF CON」への出場を決めているという強者。準優勝は、台湾から参加したチーム「217」。

また惜しくも上位には入らなかったが、多くの参加者が回答に苦しんだ難問を解いたとして、文部科学大臣賞をTomoriNao氏(チーム「TomoriNao」)、もっとも多くの問題を攻略したとして審査員特別賞をaskn氏(チーム「katagaitai」)が受賞するなど、国内技術者も健闘した。

結果を見ると、2014年度に引き続き、2015年度も海外勢が席巻したが、強い理由はどこにあるのか。実行委員長の竹迫良範氏は、上位チームの特徴として「連携の良さ」を挙げる。メンバーそれぞれが「エース」として活躍できる実力を持つが、さらにこうした均一的な実力が「チーム力」を生み出しているという。

お知らせ:初出時に掲載いたしました各チームごとのフォトセッション写真ですが、大会事務局と出場者側でコンセンサスが得られていなかったとの申し出があり、掲載を中止いたしました。

(Security NEXT - 2016/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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