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NICT、暗号化したままビッグデータを解析する新技術

情報通信研究機構(NICT)は、暗号化した状態のままデータを分類できるビッグデータ向けの解析技術をあらたに開発した。

今回開発したのは、暗号化した大量のデータに対してロジスティック回帰分析が行える技術。暗号化した状態のまま複数のグループに分類することが可能。

従来の暗号化したデータに対するマイニング技術は、解析に膨大な時間を要したが、今回の技術を用いた場合、1億件のデータを30分以内に処理できるという。

具体的にはロジスティック回帰分析で用いられる複雑な関数を、近似した2次関数で置き換え、データの加工をあらかじめデータ提供者側で実施。それらデータを同機構が開発したセキュリティレベルの更新と演算に対応した準同型暗号技術「SPHERE」を用いて処理する。

同技術を活用することで、クラウドを用いたデータ分類などを行う場合も、処理を行う第三者にデータの内容を開示する必要がなくなる。そのため、プライバシーを保護したまま健康診断のデータを解析するといった利用が可能になるという。

(Security NEXT - 2016/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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