Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ジュニパーFWの「ScreenOS」に深刻な脆弱性 - アップデートを

ジュニパーネットワークスのファイアウォール製品が搭載する「ScreenOS」の一部バージョンに深刻な脆弱性が含まれていることが判明した。同社やセキュリティ機関などはアップデートを呼びかけている。

同社の内部コードレビューで、認証なしにリモートより機器が制御される脆弱性「CVE-2015-7755」や、VPN通信の内容を解読されるおそれがある「CVE-2015-7756」が判明したもの。

前者に関しては、「同6.3.0r17」から「同6.3.0r20」まで、後者に関しては「同6.2.0r15」から「同6.2.0r18」までと「同6.3.0r12」から「同6.3.0r20」までが影響を受ける。

今回の問題に関してラックは、実際に「CVE-2015-7755」について検証を実施。認証の回避した管理アクセスが可能なことを確認したという。攻撃者によってファイアウォールの設定を変更されるなどの重大な被害が発生する可能性があると危険性を指摘している。

(Security NEXT - 2015/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開
ビデオ会議サービス「Zoom」のクライアントソフトに脆弱性
MS、4月の月例パッチで脆弱性147件に対応 - 1件は悪用済み
「WordPress 6.5.2」が公開 - XSS脆弱性を修正