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MS、月例セキュリティパッチ12件を公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消

のこる4件のセキュリティ更新は、いずれも最大深刻度が「重要」。なかでも注意が必要なのは「MS15-135」。

深刻度は「重要」ながらも、修正した脆弱性4件のうち、「CVE-2015-6175」に関しては、すでにゼロデイ攻撃への悪用が確認されており、脆弱性情報も公開されているという。

そのほか、「MS15-132」でコードがリモートより実行されるWindowsの脆弱性を解消したほか、特権の昇格が生じる「Windows PGM」の脆弱性を「MS15-133」で修正。また、「MS15-134」にて「Windows Media Center」の脆弱性に対処した。

同社が今回の更新で修正した脆弱性は以下のとおり。

MS15-124:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6083:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6134:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6135:スクリプトエンジンの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6136:スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6138:Internet Explorer XSSフィルターのバイパスの脆弱性
CVE-2015-6139:Microsoftブラウザーの特権の昇格の脆弱性
CVE-2015-6140:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6141:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6142:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6143:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6144:MicrosoftブラウザーのXSSフィルターバイパスの脆弱性
CVE-2015-6145:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6146:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6147:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6148:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6149:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6150:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6151:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6152:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6153:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6154:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6155:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6156:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6157:Internet Explorerの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6158:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6159:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6160:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6161:MicrosoftブラウザーASLRバイパス
CVE-2015-6162:Internet Explorerのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6164:Internet Explorer XSSフィルターのバイパスの脆弱性

MS15-125:Microsoft Edge用の累積的なセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6139:Microsoftブラウザーの特権の昇格の脆弱性
CVE-2015-6140:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6142:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6148:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6151:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6153:Microsoft Edgeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6154:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6155:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6158:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6159:Microsoftブラウザーのメモリの破損の脆弱性
CVE-2015-6161:MicrosoftブラウザーASLRバイパス
CVE-2015-6168:Microsoft Edgeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6169:Microsoft Edgeのなりすましの脆弱性
CVE-2015-6170:Microsoft Edgeの特権の昇格の脆弱性
CVE-2015-6176:Microsoft EdgeのXSSフィルターバイパスの脆弱性

MS15-126:リモートでのコード実行に対処するJScriptおよびVBScript用の累積的なセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6135:スクリプトエンジンの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6136:スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性

MS15-127:リモートでのコード実行に対処するMicrosoft Windows DNS用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6125:Windows DNSの解放後使用の脆弱性

MS15-128:リモートでのコード実行に対処するMicrosoft Graphicsコンポーネント用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6106:グラフィックスメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6107:グラフィックスメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6108:グラフィックスメモリ破損の脆弱性

MS15-129:リモートでのコード実行に対処するSilverlight用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6114:Microsoft Silverlightの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6165:Microsoft Silverlightの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6166:Microsoft Silverlightのリモートでコードが実行される脆弱性

MS15-130:リモートでのコード実行に対処するMicrosoft Uniscribe用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6130:Windowsの整数アンダーフローの脆弱性

MS15-131:リモートでのコード実行に対処するMicrosoft Office用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6040:Microsoft Officeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6118:Microsoft Officeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6122:Microsoft Officeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6124:Microsoft Officeのメモリ破損の脆弱性
CVE-2015-6172:Microsoft OfficeのRCEの脆弱性
CVE-2015-6177:Microsoft Officeのメモリ破損の脆弱性

MS15-132:リモートでのコード実行に対処するMicrosoft Windows用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6128:Windowsライブラリの読み込みのリモートでコードが実行される脆弱性
CVE-2015-6132:Windowsライブラリの読み込みのリモートでコードが実行される脆弱性
CVE-2015-6133:Windowsライブラリの読み込みのリモートでコードが実行される脆弱性

MS15-133:特権の昇格に対処するWindows PGM用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6126:Windows PGM UAFの特権の昇格の脆弱性

MS15-134:特権の昇格に対処するWindows PGM用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6127:Windows Media Centerの情報漏洩の脆弱性
CVE-2015-6131:Media Centerのライブラリ解析RCEの脆弱性

MS15-135:特権の昇格に対処するWindowsカーネルモードドライバー用のセキュリティ更新プログラム

CVE-2015-6171:Windowsカーネルメモリの特権の昇格に関する脆弱性
CVE-2015-6173:Windowsカーネルメモリの特権の昇格に関する脆弱性
CVE-2015-6174:Windowsカーネルメモリの特権の昇格に関する脆弱性
CVE-2015-6175:Windowsカーネルメモリの特権の昇格に関する脆弱性

(Security NEXT - 2015/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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