Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

実在企業装う不正メールが大量送信 - 企業名の悪用に警戒を

ソフトバンク・テクノロジーのシニアセキュリティエバンジェリストである辻伸弘氏によれば、同氏が確認した攻撃のいずれも、メールサーバが乗っ取られたわけではなく、送信元を偽装したメールだったという。

メールにおいて送信元の偽装は容易であるため、現在判明しているものも氷山の一角に過ぎず、さらなる攻撃の拡大も懸念される。

「どの企業も、企業名やブランドがなりすましにより悪用される可能性がある」と同氏は指摘。攻撃を受けた際に、顧客からの情報提供や問い合わせなどへスムーズに対応できるよう、情報を共有してほしいと注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
MS、4月の月例パッチで脆弱性147件に対応 - 1件は悪用済み
「MS Edge」にセキュリティ更新 - 独自の修正も実施
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増