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実在企業装う不正メールが大量送信 - 企業名の悪用に警戒を

ソフトバンク・テクノロジーのシニアセキュリティエバンジェリストである辻伸弘氏によれば、同氏が確認した攻撃のいずれも、メールサーバが乗っ取られたわけではなく、送信元を偽装したメールだったという。

メールにおいて送信元の偽装は容易であるため、現在判明しているものも氷山の一角に過ぎず、さらなる攻撃の拡大も懸念される。

「どの企業も、企業名やブランドがなりすましにより悪用される可能性がある」と同氏は指摘。攻撃を受けた際に、顧客からの情報提供や問い合わせなどへスムーズに対応できるよう、情報を共有してほしいと注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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