IEゼロデイ脆弱性による水飲み場攻撃、香港の教会がターゲットに
米Symantecは、定例外のセキュリティ更新プログラムによって修正された「Internet Explorer」の脆弱性「CVE-2015-2502」を利用した水飲み場攻撃において、教会のウェブサイトが利用されたことを明らかにした。
今回シマンテックが確認したケースでは、香港の教会が運営するウェブサイトを改ざん被害に遭い、不正な「iFrameタグ」を埋め込まれていたという。アクセスすると、ここ3年間アジアを中心に攻撃で使われているバックドア「PlugX」へ感染する状態だった。
「CVE-2015-2502」に関しては、デンマークのHeimdal Securityが「iFrameタグ」を用いたゼロデイ攻撃について公表している。
韓国のIPアドレスでホストされているページを読み込み、マルウェアへ感染させようとするものだったが、シマンテックが確認した教会のサイトも、同じIPアドレスから「iFrameタグ」によりページを読み込んでいた。
マルウェアへ感染すると情報が盗み出されるおそれがあり、シマンテックではセキュリティ更新プログラムの適用や、セキュリティ対策製品の活用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/08/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
「FortiOS」ゼロデイ脆弱性 - 詳細や概念実証が公開
米当局、Apple製品に見つかったゼロデイ脆弱性に注意喚起
Apple、「iOS 18.3」を公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
先週注目された記事(2025年1月12日〜2025年1月18日)
先週注目された記事(2025年1月5日〜2025年1月11日)
Ivanti製VPN製品のゼロデイ脆弱性、中国関連のグループが悪用か
米当局、Ivanti VPN製品のゼロデイ脆弱性で注意喚起 - 侵害なくとも初期化を
「Ivanti Connect Secure」などに深刻な脆弱性 - すでに悪用も
Acclaim Systems製畜産管理ソフトの脆弱性悪用に注意喚起 - 米政府