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JWT用PHPライブラリの署名検証機能に脆弱性

JSON Web Tokenを扱うPHPライブラリ「namshi/jose」にトークンの署名を正しく検証しない脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同ライブラリのJWTにおけるヘッダ処理に脆弱性「CVE-2015-2964」が存在。トークンデータが改ざんされた場合も正しい署名が行われているとして処理されてしまうおそれがあるという。

脆弱性が存在するのは、「同5.0.0」「同4.0.0」「同3.0.0」「同2.2.1」で以前のバージョンも含まれる。

同脆弱性は、DeNAの杉山俊春氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告しJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。脆弱性を修正した新版が公開されており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/06/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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