「Galaxy S」の一部アップデート機能に脆弱性 - MITMのおそれ
韓サムソン製スマートフォン「Galaxy S」のアップデート機能に脆弱性が含まれていることがわかった。通信キャリア経由でファームウェアが提供されている。
同製品にプリインストールされている「Swiftkey」が言語パックをアップデートする際、正しく検証しない脆弱性「CVE-2015-2865」が含まれているもので、セキュリティ機関が注意を呼びかけた。
影響を受けるのは、「Galaxy S4 Mini」「Galaxy S4」「Galaxy S5」「Galaxy S6」の4機種で、アップデートはHTTP通信で行っており、中間者攻撃によってデータを改ざんされるおそれがあるという。
セキュリティ機関は、「Swiftkey」によるアップデートの確認頻度は少なく、攻撃が可能になる可能性は低いとしつつも、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
またファームウェアのアップデートが提供されていない場合は、公衆無線LANなど、信頼できないネットワークを避けるといった回避策を実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性