IPA、行楽写真のSNS投稿に注意喚起 - 家バレや友人とトラブルも
情報処理推進機構(IPA)は、ゴールデンウィークの行楽シーズンにあわせ、ブログやSNSへの写真投稿がトラブルを引き起こす可能性もあるとして注意を喚起した。

投稿を友人が迷惑に感じていることも(画像:IPA)
同機構が2014年9月から10月にかけて実施した情報倫理に関する意識調査では、ブログやSNSへ友人の写真を無許可で公開する行為に対し、29.7%が問題がある行為と回答。一方で7割超が他人が写った写真をインターネット上に公開することに対して問題意識を持っていないとして、写真の投稿から思わぬトラブルに発展する可能性があるとして警鐘を鳴らしたもの。
SNSで公開する場合、公開範囲を限定しても広く拡散するおそれがあるほか、写真にGPSの情報が埋め込まれていたり、内容から撮影日時や場所が特定されてしまい、撮影者本人はもちろん、一緒に写った関係者のプライバシーを侵害されてしまうおそれがあると指摘。
一緒に撮影した人物から事前に承諾を得たり、GPS情報が不用意に埋め込まれていないか確認するなど対策を講じたり、映り込んだ人物ののほか、著作物などを誤って公開しないよう、必要に応じて写真をトリミングしたり、ぼかすといった加工を行った上で公開するよう配慮を求めている。
(Security NEXT - 2015/04/27 )
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