Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング、2月に再び増加 - 昨年末と同水準に

EMCジャパンRSA事業本部は、同社が2015年2月に検知したフィッシング攻撃の状況を取りまとめた。2014年11月から減少傾向だったが、2月は上昇に転じている。

20150406_rs_001.jpg
フィッシングの検知数推移(グラフ:EMC)

同社が2月に観測したフィッシング攻撃は4万6343件。1月の4万1397件を上回り、2014年12月の4万6747件とほぼ同じ水準だった。急増した11月の6万1278件をピークに減少傾向が続いていたが、再び上昇に転じた。

フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、米国が4ポイント増となる67%。カナダとイギリスが8%で続く。4位以下の国はいずれも5%以下だった。フィッシング攻撃を受けたブランドは、前月を15件下回る202件。5回以上の攻撃を受けたブランドは135件と6割を超えている。

フィッシングサイトのホスト国の割合は、米国が6ポイント増となる50%で半数を占めた。イギリス、イタリアがともに8%、ドイツが4%と続く。日本国内でホストされたフィッシングサイトは、4件増となる24件だった。

(Security NEXT - 2015/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止