Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

3月のMS月例パッチは14件 - 「FREAK」やUXSSのゼロデイ脆弱性に対応

日本マイクロソフトは、月例セキュリティ更新情報14件を公開した。ゼロデイ脆弱性を含む45件の脆弱性を解消しており、暗号化通信における脆弱性「FREAK」にも対応している。

20150311_ms_001.jpg
3月のセキュリティ更新一覧(表:日本MS)

深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」のプログラムは5件。いずれも脆弱性が悪用されると、リモートでコードを実行されるおそれがある。

「MS15-018」は、「Internet Explorer」の累積的な脆弱性12件を修正するプログラム。公開されている「CVE-2015-1625」をはじめ、多くはメモリ破壊の脆弱性で、悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。

また、すでにゼロデイ攻撃が確認されている「CVE-2015-0072」を修正している。特権の昇格が可能となる脆弱性で、悪用することにより同一生成元ポリシーを回避するユニバーサルクロスサイトスクリプティング(UXSS)が可能となるもので、2月にセキュリティ関係者によって公開され、すでにゼロデイ攻撃も確認されている。

(Security NEXT - 2015/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを