祝日と重なる2月のMS月例パッチ公開に注意を
今週水曜日の2月11日は、日本マイクロソフトによる月例セキュリティ更新プログラムの公開予定日だ。日本では祝日と重なるため注意する必要がある。
同社は、脆弱性を修正する更新プログラムを、日本時間の第2または第3水曜日に毎月公開している。
2015年は2月11日が予定日となっており、日本の祝日である「建国記念の日」と重なり、同日が非営業日の企業も少なくない。長期休暇ではなく、単独の祝日ではあるものの、修正プログラムの公開から攻撃が発生するまでのスパンは短くなっており、警戒しておく必要がある。
2015年1月より、同社は従来実施していた事前予告の一般公開を中止している。そのため2月の公開予定件数や修正対象となる製品、深刻度などはわかっていない。しかし、これまでの傾向を見ると、なんらかの修正プログラムが提供される公算は大きい。
また「Internet Explorer」に未修正の脆弱性が存在していることが判明しており、実証コードも公開されている。こうした問題に月例パッチで対処する可能性もある。
同脆弱性はもちろんのこと、そのほか早急に対応すべきアップデートがないか、特に企業のIT管理者は目を光らせておく必要があるだろう。
(Security NEXT - 2015/02/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
