Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2014年4Qの脆弱性登録は3072件 - Androidアプリが1200件超

情報処理推進機構(IPA)は、2014年第4四半期における脆弱性データベース「JVN iPedia」の登録状況を取りまとめた。同四半期は、JVNにAndroidアプリの脆弱性情報が多数登録されたという。

「JVN iPedia」は、国内のソフトウェア開発者が公表した脆弱性情報や、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」の公開情報、米国国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」の公開情報を収録したデータベースで、2007年4月より運用されている。

2014年第4四半期にあらたに登録された脆弱性対策情報は3072件。内訳は、JVNの掲載情報が1408件、NVDの情報が1661件、国内製品開発者による登録情報は3件。これにより、累計登録件数は5万1499件となった。また英語版では37件の登録があり、累計件数は1138件。

JVNの掲載情報が前四半期の349件から約4倍に急増した原因は、SSL証明書の検証処理に不備がある脆弱性があるとして、1200件を超えるAndroidアプリの脆弱性関連情報が登録されたことに起因している。

同脆弱性の影響は、種類別登録件数の結果にも表れており、「暗号の問題」が1323件で圧倒的に多く、「クロスサイトスクリプティング(281件)」「認可、権限、アクセス制御(159件)」「情報漏洩(138件)」が続いた。

(Security NEXT - 2015/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
先週注目された記事(2024年3月31日〜2024年4月6日)
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
先週注目された記事(2024年3月24日〜2024年3月30日)
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
効率的な脆弱性対策を支援するオンラインセミナー開催 - IPA
Android 14の変更点をカバー - セキュアコーディングガイド新版
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古