ウェブアプリの脆弱性診断に必要な能力まとめたスキルマップ
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)とOWASP Japanは、脆弱性の診断に求められる技術や能力を規定した「脆弱性診断士スキルマップ」のウェブアプリを公開した。
ウェブアプリケーションの脆弱性診断については、必要とされるスキルが業界内で統一されておらず、診断を提供する技術者や事業者間で格差が生じているとして、JNSAとOWASP Japanの共同ワーキンググループ「脆弱性診断士(Web アプリケーション)スキルマッププロジェクト 2014」が作成したもの。
同スキルマップでは、脆弱性診断の従事者を「脆弱性診断士」とし、求められる技術や知識を具体化。脆弱性診断に携わる関係者に必要とされる技術を記載した。
作成にあたっては、関連分野として、採用や人事評価、人材育成といった「人事関連分野」、システムの品質向上などの「開発関連分野」、入札や診断サービス活用時の「発注関連分野」を想定したという。
またスキルマップの公開を通じて、脆弱性診断に携わる関係者の地位向上、待遇改善、給与向上などにもつなげていきたいとしている。
(Security NEXT - 2014/12/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ