Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、Flashのセキュリティ更新を公開 - 攻撃コードが発生中

Adobe Systemsは、6件の脆弱性に対応した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。一部脆弱性は、すでにエクスプロイトが流通しているという。

20141210_as_001.jpg

今回公開したプログラムは、あわせて6件の脆弱性を解消するセキュリティ更新。メモリ破壊が発生する「CVE-2014-0587」「CVE-2014-9164」など、脆弱性が悪用されると端末の制御を奪われるおそれがある。

なかでもバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2014-9163」は、エクスプロイトが流通しているとの報告を受けているという。ただし「同15.0.0.246」以降を利用している場合は、影響を受けない。

また今回の更新には、国内から報告されたものも含まれており、ディー・エヌ・エーの杉山俊春氏が報告した同一生成元ポリシーを破る脆弱性「CVE-2014-0580」に対応している。

(Security NEXT - 2014/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処