Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」のアップデートが公開 - 18件の脆弱性を修正

Adobe Systemsは、18件におよぶ脆弱性を解消した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。72時間以内のアップデートを推奨している。

同社が公開したのは、メモリ破壊やバッファオーバーフロー、「use-after-free」の脆弱性など、あわせて18件の脆弱性を解消するプログラム。脆弱性が悪用されるとシステムの制御を奪われるおそれがある。

これを受けて、同社は「Windows」および「Mac OS X」向けに脆弱性を解消した「同15.0.0.223」を公開。最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.252」、「Linux」向けに「同11.2.202.418」を用意する。

さらに「Chrome」や「Internet Explorer」に同梱されているプログラムに関しては、各ソフトのアップデート経由で「同15.0.0.223」を提供。「Adobe AIR」や「同SDK」に関しては「同15.0.0.356」をリリースした。

適用優先度は、「Windows」や「Mac OS X」、ブラウザの同梱版については、72時間以内のアップデートを推奨する3段階中もっとも高い「1」に設定。「Linux」や「Adobe AIR」についてはもっとも低い「3」としている。

(Security NEXT - 2014/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消