Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

標的型攻撃対策製品が前年比155.8%増 - 2018年までのCAGRは31.6%

IDC Japanは、2013年の標的型攻撃向け対策ソリューションの国内における市場規模実績と、2018年までの予測を取りまとめた。

同社では、標的型攻撃向け対策ソリューション市場として、エミュレーションやデータ分析など非シグネチャベースの技術による脅威対策製品を「特化型脅威対策製品市場」と定義。またマネージドサービス、インシデント対策、トレーニングサービスなどを「セキュリティサービス市場」に分類し、市場動向を取りまとめた。

20141027_ij_001.jpg
標的型攻撃製品市場の売上予測(グラフ:IDC Japan)

ソフトウェア製品とアプライアンス製品をあわせた「特化型脅威対策製品市場」を見ると、2013年の市場規模は27億円。市場規模は小さいが前年比155.8%増と急成長している。アプライアンス製品が21億円で市場の7割超を占めており、成長率も148.8%で市場全体を牽引した。

今後は、従来のシグネチャベースである外部脅威対策製品と連携するソリューションの需要が拡大すると分析。2013年から2018年までの年間平均成長率(CAGR)を31.6%、2018年の市場規模は108億円と大台を突破すると同社では予測している。

(Security NEXT - 2014/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
2020年度の国内WAF市場、前年度比15.9%増
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
2021年の悪質ECサイト報告数、前年の約1.7倍に
2021年の上場関連企業の個人情報事故は137件 - TSRまとめ
2025年のセキュリティサービス市場は1兆円超に - IDC予測
SaaS型セキュ対策が活況 - アプライアンスは需要後退
11月のフィッシング報告、初の3万件台で過去最多 - 上位5ブランドで9割
2019年の情報ガバナンスコンプライアンス市場は440億円 - 伸び悩む「DLP」