Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracleが定例パッチを公開 - 154件の脆弱性を修正

Oracleは、四半期ごとに公開している同社製品の定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。

今回の更新では、「Oracle Database」「Java SE」などをはじめ、14製品グループにおいて、あわせて154件の脆弱性を修正した。

両製品以外では、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Fusion Applications」のほか、「Oracle Enterprise Manager」「Oracle Applications - E-Business Suite」「Oracle Communications Industry Suite」「Oracle Retail Industry Suite」「Oracle Health Sciences Industry Suite」「Oracle Primavera Products Suite」「Oracle Linux and Virtualization Products」「Oracle and Sun Systems Products Suite」「Oracle MySQL」「PeopleSoft Enterprise」「Oracle Supply Chain and JD Edwards Product Suite」などが含まれる。

共通脆弱性評価システム「CVSS v2」において、スコアが「7.0」以上の「レベルIII(危険)」に相当する脆弱性は32件。同社では、脆弱性の悪用を防ぐため、テスト環境で動作を確認した上で早期にアップデートを適用するよう推奨している。

また同社は、9月下旬に「CVE-2014-7169」をはじめとするシェルプログラム「bash」の脆弱性を修正するプログラムを提供しており、あらためて適用を呼びかけた。

(Security NEXT - 2014/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正