Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android版「Kindle」アプリに脆弱性 - 証明書の検証処理に不備

Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」のAndroid版アプリに、脆弱性が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

脆弱性情報のポータルサイト「JVN」によれば、「同4.5.0」より以前のバージョンに、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性「CVE-2014-3908」が存在。同脆弱性が悪用され、マンインザミドル(MITM)攻撃を受けると、通信内容を盗聴されたり、改ざんされるおそれがある。

同脆弱性は、HASHコンサルティングの徳丸浩氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。現在、Google Playを通じて脆弱性を解消した最新版「同4.6.0」が公開されている。

(Security NEXT - 2014/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開