パソコン版「LINE」で不正ログイン対策 - スマホによる二要素認証を追加
LINEは、同社SNSサービス「LINE」のパソコン版を利用した不正ログインを防止するため、スマートフォンアプリによる二要素認証を追加した。
利用者以外の第三者が本人になりすまし、パソコン版のLINEから不正にログインする被害が発生していることから、あらたな対策を打ち出したもの。
パソコン版のLINEからログインする際、メールアドレスとパスワードにくわえ、パソコン版で表示した4桁の認証番号を、スマートフォン版のLINEから入力しないとログインできないよう変更した。
今回の機能追加により、手元にLINEへログインが完了したスマートフォンがなければ、パソコン版を利用できない。同認証が必要となるのは、初回ログイン時のみだが、コンピュータごとに行う必要がある。
今回のセキュリティ強化により、流出したパスワードによる不正ログインを防止することにくわえ、第三者が不正にログインを試みた場合、手元のスマートフォンに認証番号の入力を促す画面が表示されるため、不正ログインの可能性に気付くこともできるとメリットを説明している。
同社では、これまでもパスワードを変更したユーザーにスタンプを提供するサービスを展開。不正ログイン対策を推進している。
(Security NEXT - 2014/07/09 )
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