Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android版「JR東日本アプリ」に脆弱性 - SSLサーバ証明書の検証に問題

「JR東日本アプリ」のAndroid版に脆弱性が存在し、悪用されると通信内容を盗聴されるおそれがあることがわかった。修正版が公開されている。

20140618_je_001.jpg
JR東日本アプリ

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Android向けに提供されている「JR東日本アプリ」において、SSLサーバ証明書の検証処理に脆弱性「CVE-2014-2001」が存在するという。脆弱性を悪用されると「マンインザミドル(MITM)」攻撃を受け、暗号化通信の内容が盗聴されるおそれがある。

今回の脆弱性は、石田暁久氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。JR東日本では、脆弱性を解消した最新版となる「同1.2.0」を公開、提供を開始している。

(Security NEXT - 2014/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
サーバ管理ツール「Convoy」に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
「VMware Avi Load Balancer」にブラインドSQLi脆弱性