Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

研修医が患者情報をUSBメモリに無断コピーし紛失 - 都立広尾病院

都立広尾病院の非常勤研修医が、患者2人の個人情報やCT画像などを保存した私物USBメモリを紛失していたことがわかった。

東京都病院経営本部の発表によれば、同研修医が5月30日の朝に出勤し、鞄からメモリを取り出そうとしたところ、紛失していることに気が付いたもの。自宅を出る際にUSBメモリを鞄に入れ、自転車で病院へ病院へ出勤しており、その間に紛失したという。自宅や通勤途中、研修医室など探したが見つからず、警察へ遺失物届を提出した。

所在不明となっているUSBメモリは研修医の私物で、患者2人の氏名、年齢、性別、検査画像などが保存されていた。病院の許可を得ずにデータをコピーしていたという。パスワードなどセキュリティ対策は講じられていなかった。

同院では今回の紛失を受け、画像データ出力の際には匿名化を原則とする方針に切り替えた。また対象となる患者とその家族に対して説明を行い、謝罪したという。

(Security NEXT - 2014/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
高齢者世帯名簿を民生委員が紛失、誤廃棄の可能性 - 春日部市
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
申請書など受領書類の紛失が複数判明、管理不十分で - 厚労省
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
個人情報が記載されたチケットが所在不明に - 神戸六甲鉄道
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大
個人情報含むUSBメモリ4本が所在不明、監査で発覚 - 静岡県