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海賊版「Windows Server」使用で逮捕、仮想サーバ1750台を提供

警視庁と埼玉県警察の合同捜査本部は4月23日、海賊版ソフトを業務で使用していたサーバ運営会社代表の中国籍の男性を、著作権法違反の容疑で逮捕した。

コンピュータソフトウェア著作権協会によれば、男性は2012年11月24日ごろ、「Microsoft Windows Server 2003」の中国語版を、経営する会社が所有するサーバにインストールして無断で複製。その後同年11月30日から12月29日ごろまでの間、無断複製された海賊版であることを知りながら業務で使用していたという。

男性は、2014年2月に不正アクセス禁止法で逮捕、起訴されており、その捜査の過程において海賊版の業務使用が発覚。警察の調べによると、男性は海賊版から複製した約1750台相当の仮想サーバを設置。国外からのアクセスポイントとして提供し、不正アクセスや不正送金などの犯罪行為にも利用されていたと見られている。

(Security NEXT - 2014/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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