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Android向けデータ管理アプリ「SD Card Manager」に脆弱性

ファイルやフォルダ、SDメモリカードを管理できるAndroidアプリ「SD Card Manager」にディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2014-1969」が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、ファイル名の処理に起因するディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていたという。脆弱性を悪用すると、アプリの権限でアクセス可能なディレクトリに対し、リモートよりファイルを作成したり、既存のファイルを上書きできる。

開発元であるapps4u@androidでは、すでに脆弱性を修正しており、最新版にアップデートすることで脆弱性を修正できる。ただし「Android 3.2」向けに提供されている「同2.5.6」では、脆弱性の対応は行わない方針。

今回の脆弱性は、さくら情報システムの小池亮平氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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