Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android向けデータ管理アプリ「SD Card Manager」に脆弱性

ファイルやフォルダ、SDメモリカードを管理できるAndroidアプリ「SD Card Manager」にディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2014-1969」が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、ファイル名の処理に起因するディレクトリトラバーサルの脆弱性が含まれていたという。脆弱性を悪用すると、アプリの権限でアクセス可能なディレクトリに対し、リモートよりファイルを作成したり、既存のファイルを上書きできる。

開発元であるapps4u@androidでは、すでに脆弱性を修正しており、最新版にアップデートすることで脆弱性を修正できる。ただし「Android 3.2」向けに提供されている「同2.5.6」では、脆弱性の対応は行わない方針。

今回の脆弱性は、さくら情報システムの小池亮平氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2014/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windows向け「Horizon Client」に権限昇格の脆弱性 - パッチがリリース
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
「Android」に複数脆弱性を修正するアップデート - 一部で悪用の兆候
米当局、Linuxカーネルや「VMware ESXi」の脆弱性悪用に注意喚起
Linuxカーネルの脆弱性に対する攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局