NTTドコモの「spモードメール」に複数の脆弱性 - 一部は修正せず注意喚起のみ
NTTドコモが、スマートフォン利用者向けに提供しているAndroidアプリ「spモードメール」に複数の脆弱性が存在することがわかった。一部は修正しない方針だという。
同アプリの機能である「デコメ絵文字POP」に脆弱性「CVE-2014-1979」が存在し、脆弱性を悪用すると同アプリの権限の範囲内で任意のJavaメソッドを実行することが可能になる。
また端末内に悪意あるアプリがインストールされていると、受信したメールの添付ファイルを取得され、情報漏洩する脆弱性「CVE-2014-1977」が存在。
さらに作成中のメールを連携アプリとデータを交換する際、SDカードへ本文や添付ファイルを保存するため、インストールされているアプリからデータを取得される脆弱性「CVE-2014-1978」が含まれる。
同社では、任意のメソッドが可能となる脆弱性「CVE-2014-1979」については、最新版で修正。情報漏洩に関する脆弱性「CVE-2014-1977」「CVE-2014-1978」については、注意喚起にとどめ、修正は行わない方針だという。
(Security NEXT - 2014/03/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み