NTT、改ざん検知が可能な暗号方式を開発 - 復号データを逐次出力可能
NTT、三菱電機は、福井大学と連携し、改ざん検知が可能な暗号技術を開発した。
今回、秘匿機能と改ざん検知機能の双方を備えたあらたな暗号化形式を開発したもの。従来の改ざん検知暗号と比較し、今回開発した改ざん検知暗号は、制約条件の制約が少なく、利便性が向上したという。速度面の優位性もあるとしている。
従来は、復号処理の中間データを出力すると改ざんのおそれがあったが、今回の暗号形式では偽造のおそれがなく、逐次的に出力することが可能。そのためメモリを確保する必要がなく、メモリ容量が小さいデバイスでも大きなデータを扱えるという。
両社は、今後は、米国立標準技術研究所(NIST)が支援する暗号評価プロジェクト「CAESARコンテスト」に応募し、評価を得たい考え。また引き続き研究を推進し、インフラ分やへの活用などを目指している。
(Security NEXT - 2014/03/24 )
ツイート
PR
関連記事
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
「Spring Cloud Gateway Server Webflux」に情報漏洩の脆弱性
機械学習フレームワーク「Keras」に深刻な脆弱性 - 8月の更新で修正
プロキシサーバ「Squid」に認証情報が漏洩する深刻な脆弱性
手書き帳票デジタル化サービスにサイバー攻撃 - 情報流出の可能性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
