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不正送金被害端末から遠隔でマルウェア検体を回収解析するサービス

FFRIは、オンラインバンキングのアカウント情報を詐取するマルウェアを回収、解析する「MITBマルウェア対策サービス」を提供開始した。不正送金被害の調査が必要となる金融機関向けにサービスを展開する。

同サービスは、マンインザブラウザ(MITB)攻撃によってオンラインバンキング利用者の端末からアカウント情報を盗み出すマルウェアを解析するサービス。あらたに開発した専用ツールを活用し、遠隔操作によって感染被害者の端末からマルウェアの検体や解析に必要な情報を抽出する。

マルウェアの解析結果や、マルウェアの通信先であるコマンド&コントロールサーバの情報を10営業日以内に提供。不正送金被害が発覚し、被害者の感染端末について早急な調査が求められる金融機関を支援する。

(Security NEXT - 2014/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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