Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

衛星通信端末のファームウェアに脆弱性 - リモートからコード実行が可能

インマルサットサービス向けの衛星通信端末に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。リモートからコードを実行されるおそれがあるとしてセキュリティ機関が注意を呼びかけている。

脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、問題の脆弱性は、GateHouseとHughes Network Systemsが共同で開発したファームウェアに存在すると見られている。アップデートや緩和策などの情報は公開されていない。

「Harris Corporation」「Hughes Network Systems」「Thuraya Telecommunications Company」の一部端末のほか、日本無線の端末「JUE-250」「JUE-500」なども影響を受ける。

認証情報がハードコードされているほか、認証の不具合があるため、脆弱性を悪用されると、遠隔からログインされたり、任意のコードを実行されるおそれがある。

(Security NEXT - 2014/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因