複数のAndroid向けファイル管理アプリに脆弱性 - アップデートが公開
Android向けに提供されている複数のファイル管理アプリやアーカイブアプリに、「ディレクトリトラバ—サル」の脆弱性が存在することがわかった。いずれも脆弱性を解消した最新版が公開されている。
SkyArts.comが提供するメモ機能を備えたファイル管理アプリ「NeoFiler」や、CGENEが提供するファイル管理アプリ「キュリティーファイルマネージャー」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が判明したもの。また「tetra filer」や「解凍ツール」といったツールにも同様の脆弱性が見つかっている。
脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、脆弱性が悪用されると、遠隔よりアプリの権限でアクセス可能なディレクトリへ、利用者の意図に反してファイルを作成されたり、既存のファイルを上書きされたりするおそれがあるという。
これら脆弱性は、さくら情報システムの小池亮平氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、修正にあたってはJPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。いずれの脆弱性もGoogle Playで公開されている最新版で修正済みとなっている。
(Security NEXT - 2014/01/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み