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「EC-CUBE」に複数の脆弱性、ユーザー情報漏洩のおそれも

ECサイトを構築するオープンソースのCMS「EC-CUBE」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。修正方法がアナウンスされている。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、利用者情報の漏洩をはじめ、クロスサイトスクリプティング、クロスサイトリクエストフォージェリ、ファイルパスやセッション情報の漏洩など、あわせて6件の脆弱性が含まれているという。

深刻度がもっとも高いのは、個人情報が漏洩する脆弱性「CVE-2013-5995」。「同2.12.3」以降に影響があり、開発元のロックオンでは、脆弱性の危険度を「高」とレーティングしている。脆弱性が悪用されると、サイトの利用者によって、他利用者の登録情報を取得されたり、改ざんされるおそれがある。

サーバにおける製品の絶対パスを取得される脆弱性「CVE-2013-5994」や、利用者から閲覧できない情報が閲覧される「CVE-2013-5991」、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行されるおそれがある「CVE-2013-5996」については危険度が1段階低い「中」。のこりの2件については「低」となっている。

ロックオンや脆弱性ポータルサイトのJVNなどでは、脆弱性の修正や最新版へのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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