Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows版BIND 9に深刻な脆弱性 - DNSリフレクション攻撃へ悪用されるおそれ

DNSサーバ「BIND 9」のWindows版に深刻な脆弱性が含まれることがわかった。関連機関ではアップデートを呼びかけている。

今回明らかになったのは、「Winsockライブラリ」に起因する脆弱性「CVE-2013-6230」。ネットワークインターフェースのIPv4のネットマスクに「255.255.255.255」を設定している場合に影響があり、脆弱性の深刻度は「高」にレーティングされている。

脆弱性が悪用されると、意図しないアクセスを許可してしまうため、「DNSリフレクション攻撃(DNSアンプ攻撃)」や不正なゾーン転送などに利用されるおそれがある。

脆弱性を修正した「同9.6-ESV-R10-P1」「同9.8.6-P1」「同9.9.4-P1」が公開されており、Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)では、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
「Apache HTTPD」が今月3度目のセキュリティアップデート
SonicWallのVPN関連で複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiがアドバイザリを公開 - エンドポイント管理製品などに脆弱性
「Apache Airflow」に脆弱性 - アップデートが公開